「少しだけ」の重要性
ママはいつもギリギリの状態
仕事と子育ての両立について、出産前は不安に感じることが多いかと思います。しかし、実際に子どもが生まれてからはそんなことを考えるヒマもないくらい怒涛の日々が過ぎていきます。そして子どもがある程度成長し、ようやく少しだけ考えられる余裕が出てきたとき、これまで蓄積されてきた疲れが一気に出てきて、さらに今後の不安に襲われてしまい、両立を諦める人が少なくありません。子育てというのは本当に大変です。しかし、心身の限界を感じて仕事を辞めようと思っても、子どもの教育費や生活費のことなどを考えるとやっぱり辞められず、どんどん追いつめられてしまいます。それが続けばいずれは限界をむかえてしまい、もとに戻れなくなるかもしれません。そうなれば元も子もありません。そうはならないために、働くママが求める「もう少し」必要なポイントを考えていきましょう。
半数以上のママが苦しんでいる
現在子育てをしている、あるいはその経験がある30代から60代の女性を対象に実施した子育てと仕事に関する意識調査の、「子育てが問題で仕事を辞めたいと思ったことがあるか?」という質問に対し、半数以上が「ある」と回答しました。多くのママは仕事を辞めたいと思いながらも、なんとか両立を続けているのです。両立するうえで多い悩みとしては、「子どもと向き合う時間が確保できない」「家事の時間が確保できない」「周囲の協力が得られない」「仕事に集中できない」などが挙げられます。仕事と育児に大半の時間がとられてしまい、自分自身のことにはほとんど時間を割くことができず、どんどん消耗していってしまうのです。
なにが足りないのか
介護士ママは毎日大変で、休まる時間がほとんどありません。仕事と家事に対するストレスがまったくない人などいないでしょう。ストレスフルな状態が続けばいずれは心身に異常が出ます。そうなると仕事を辞めざるを得ません。では、そうならないためになにが必要なのでしょうか。意識調査の「両立するうえで一番重要だと思ったこと」という質問で最も多かった回答が、「時間的な余裕」です。次点が「子どもが病気のときに預けられる場所」で、その下には「経済的な余裕」「家事の分担」などが続きます。いずれも、周囲の協力なくしては得られないものです。職場が事情をもう少し理解してくれたら、旦那さんがもう少し家事に協力してくれたら、給料がもう少し上がったら、こういった「もう少しだけ良くなれば」が叶えば介護士ママの負担は減り、追いつめられることもなくなるでしょう。
ここで、両立を叶えるための参考になる書籍を以下に紹介しますので、悩んでいる介護士ママはぜひ参考にしてください。
- だれも教えてくれなかった ほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド
- こちらの書籍には、がんばりすぎずに仕事と育児を楽しみながら両立するコツが紹介されています。
両立に悩んでいるなら
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子育てと介護職を両立させるためには、今の働き方を見直す必要があるかもしれません。そこで、子育てを理由に働き方を変えて上手く両立を実現した介護士ママの体験談を紹介します。ぜひ、先輩たちの働き方を参考にしてください。